萌えないゴミ族の断末魔(室井佑月の東スポコラム) [萌えないゴミの焼却炉]
ここに、一人の三十路半ばの元女流小説家がおりました。
彼女は、TVドラマが大好き。
ある日のこと、彼女は、「電車男」と言うドラマをみました。
そのドラマでは、イケメンオタク青年が美女の忠実なペットに飼いならされる姿が
映し出されていました。
それをみて、
「そうだ!!わたしもオタクをペットにしよう!
あたしみたいな美女が声をかければ一発よね」と
そうもくろんだ三十路半ばの元女流小説家が、オタクにアプローチをかけたところ、
喜ぶどころか、見事に相手にされませんでした。
その三十路半ばの元女流小説家はこう思いました。
「なによ!オタクってサイテー。ふん。どうせオタクなんてゴミだし、相手にしないわ」
さっきまであんた、オタクにアプローチしとったやんか。
「そもそも、電車男がいけないわ。あんなのをオタクがマジにとったらどうするのよ」
電車男を本気にしたのは、あんただけやが。若い女の子でももうちょっとしたたかや。
こうして、下のコラムが書かれましたとさ。
いや、上の話は完全に私の想像なんですが、前段階にこういう話があると、すんなり納得できませんか?
この記事、色々考えてみると、どうも八つ当たりみたいな記事なんですな。
叩いている根拠は全部妄想だし、タイミングもへん。
オタクは、電車男を本気にもしていないし、勘違いもしていない。
そもそも、電車男は1年前からあるコンテンツだし、その間、脱オタブームがおたくの間で起こったって話は聞いたこと無い。
そもそも、オタクはマスコミの作ったブームに踊らないから、マスコミには嫌われているんだし。
今、「電車男」を見ているメイン視聴者の女性も結構したたかで、そのままいけるとは、誰も思っていない。
さて、オタクもメイン視聴者も勘違いをしていないとすれば。
勘違いしているのは上のコラムを書いた本人以外にはいないのですよ。
まあ、本当にオタクに声をかけたかはともかくとして、
「もはや自分はおたくすら相手にされない」
という現実に気がつき、かつそれにたいして八つ当たりをしたのがあの記事ではなかろうか。
まさに萌えないゴミ族の断末魔。
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