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中辛キャラ評・沢渡香澄・星の瞳のシルエット [まんが:星の瞳のシルエット]

男性キャラ評書いたのに、女性キャラ評が無いのは寂しい、てことで書いてみます。

まずは沢渡香澄ちゃんから。

中学編では恋することのすばらしさ、口に出して意思表示できないことのもどかしさ・切なさを全身で表現してくれたまさに少女漫画のメインヒロイン。

高校編では、友達を大事にしようとしてその友達や好きな彼、周りの人間を大勢傷つけてしまったトラブルメーカー。

なんでこうなっちゃったかと言うと、香澄ちゃんと久住君が両想いなのは中学編で固まっていたわけだ。
あとはどちらかが告白して、それに答えるだけ、という段階に来ていた。
それができなかったのは、真理子ちゃんの存在。
香澄ちゃんとしては真理子ちゃんを大切にしたいわけで、頭ではそうおもって動いてるつもりなのに、久住君も周りも、何より香澄ちゃんの心がそうは動いてくれない。

それに二人が両想いの以上、香澄が真理子にできることはほとんどない。

実際作中でも、久住にふられたみたいな言い方をして真理子をけしかける以外
なにもできなかったし、そのけしかける行為は真理子にとっても久住君にとっても
とっても失礼だと思う。
二人に絶交されても仕方ないのでは、とさえ思ってしまう。

真理子ちゃんが幸せになるには、真理子ちゃんの中で久住君への決着を付けること。
その上で、真理子ちゃんなりの幸せを見つけること、という課程が必要になる。
で、実際その通りの展開をしているのは見ての通り。

香澄ちゃんが真理子ちゃんに何もできない以上、本来主役を真理子ちゃんにバトンタッチするべきだったと思う。

それができなかったのは、真理子ちゃんの人気があまりよくなかった上、初連載作品でこのような路線変更は立場的にむずかしいからと思われる。


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ちきゅうや

少女まんがの1話完結に近い連載モノだと、唐突に主役が違うことがありますけど、連続モノゆゑ、「星の瞳」では難しかったでしょうね 代償行為のように行われたのが、番外編「お稲荷さん大パニック」であった・・・と云うフウにテキトーに繋いでみました
香澄ちゃんには、特技が無い(得意なナニかがあるという描写もない)と云うのも、なかなか特異な作品ですよね
両想いである以上、真理子が変わってくれないと展開できないというのは、当たり前のようでなかなか指摘した人がいなかったような気がします
まあそうなったことに、香澄にも責任があるわけで、最初に久住君とすすき野原の男の子とを二股に掛けてなければっ!
二股になったきっかけが、久住君=すすき野原が中途半端な手紙を投稿したせいだと云うのも皮肉なことですね
by ちきゅうや (2005-07-03 00:45) 

あとるしゃん

全国250万乙女の恋に恋する想いを具現化したのが香澄です。
全国250万乙女の想いの前では趣味なんて持つことは許されないのです。

て書くと、冗談みたいなんですが、本当にそういうキャラだと思います。
小学生の女の子がちょっと頑張ればなれそうな可愛い女の子が香澄だったのかなぁ、と。

高校編ではそういうキャラではなくなっていたので、趣味が無いとか目立っちゃうんですが、それまでの流れから持ってて自然な趣味を先生が見つけられなかったんだと思います。
by あとるしゃん (2005-07-03 18:17) 

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